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摂食嚥下評価入院

誤嚥を防ぎ、食の喜びをサポート

 誤嚥性肺炎は高齢者に多い疾患です。誤って気管に入った飲み物や食べ物、唾液のせいで肺に細菌などが入り炎症が起きます。死亡者数も増加傾向にあり、適切な対策が求められています。また、むせる・飲み込みづらいといった摂食の問題は、健康の基盤である栄養摂取を阻害し、食の楽しみも失いかねません。
 当院の入院患者様の誤嚥の有無や飲み込む力の評価に、2022年6月稼働の嚥下造影検査(VF)が役立っています。バリウムを含んだ食品をX 線透視下で食べてもらい、映像で誤嚥をチェック。口腔・のど・食道の動きを確認することで、食品の食べやすい形態やとろみ、食事姿勢、介助方法などを具体的に検討できます。

嚥下造影検査中

 この嚥下造影検査を施設や在宅の方に行う、摂食嚥下評価入院の受け入れ体制も整備しました。患者様の体力や身体状況を見なが
ら、負担をかけないよう4~7日かけての検査入院となります。
 誤嚥が多くても、やはり口から食べたいという方には、評価結果によるリスク把握で希望をかなえることが可能に。コロナ感染で食欲不振になった方のリハビリにも活用できます。
 摂食嚥下評価入院に関心のある方は、当院地域連携室までお問い合わせください。

造影画像をもとに説明

●お問合せ窓口:地域連携室
●直通:011-795-8080

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